一年毎に実施される一泊研修旅行。今年は沼津市に行ってきました!

【研修へ出発】

  

 9/17(木)朝。各町会から34名の参加者が、冨里近隣センターに集合しました。今年は、地域活動の充実ぶりでは全国的に名高い、静岡県沼津市の原コミュニティ推進委員の皆さんにお話をうかがい、当協議会の参考とさせていただくのが目的です。

 
  

 研修は午後3時から。道中数度の休憩をしながら昼食のため御殿場に立ち寄りました。

 
  

 思いのほか首都高速を早く抜けることができたため、1時間ほど余裕ができて、食事はゆっくりととることができました。

 
  

 昼食後、余裕ができた時間を利用して東洋一と名高い、清水市にある「柿田川湧水群」を観光することにしました。

 
  

 展望台にでると、ボランティアでガイドをしているオジサンが待ち受けていました。富士山の雪解け水が長い年月を経て湧水となり、毎日約100万トンものミネラルウォーターを飲料水として、35万人の方々に供給しているそうです。

 
  

「柿田川湧水群」はかつて、複数の大手製紙会社が汚水を排出したため、この一帯は汚泥で覆われていたそうです。

 
  

ボランティアの手で奇麗に甦らせたとのこと。ここまでの回復は世界でも類をみないとガイドのオジサンは力説していました。

 
  

 一行は柿田川湧水群をあとにして、研修会場の沼津市の原地区センターに向いました。

 

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【原地区センター】

  

 沼津市の原地区は駿河湾の一番奥に位置し、海岸線は有名な「千本松原」が延々と10kmも続いています。この松原は実際には約30万本あるといわれ、地域のみなさんを潮風から守っているそうです。

 
  

 弥次さん、喜多さんの道中記にも登場する、東海道の宿駅としても有名で、歴史も古く、広重の「原(朝の富士)」は、まさにこの千本松原越しに富士山を描いたものです。

 
  

 会場に到着したころ、晴天にもかかわらずずっと雲に隠れていた富士山がやっとシルエットを見せてくれました。

 
  

 コミュニティ推進委員会の拠点は、平成10年に新築された「原地区センター」内にあります。

 
  

 さっそく推進委員の方に案内されて、館内に誘導していただきました。

 
  

 センター内には大ホールをはじめ、市の窓口や、デイサービス、老人福祉センターなども併設されています。

 
  

 会議室ではすでに研修の準備が整い、「原コミュニティ」の資料などが手渡されました。

 

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【原コミュニティ】

  

 原コミュニティ推進委員会の秋山会長のあいさつで、研修会が始まりました。

 
  

 当協議会の小池会長も、返答のあいさつにたたれ、「この原コミュニティの活動を勉強させていただき、冨里地域に活用していきたい」と抱負を述べられました。

 
  

 原コミュニティはおよそ8千世帯の原地区に居住する皆さんのために、地域の各協議会や行政委員、21の自治会などが協力し合って活動しています。

 
  

 おもな活動としては、季節ごとに行っているソフトボールや小学生のドッヂボール等のスポーツ大会、文化祭などのイベント開催や、歴史のある縁日の保存活動や史跡探訪ツアーなどの文化活動、地域の海岸の一斉清掃や、花植え事業などを通じた美化運動を行っています。

 
  

 印象的だったのは、地域の中学生や高校生も活動に参加していることでした。沼津市では各地域で成人式を行っていることも大きく影響しているのかもしれません。首都圏の柏市と単純に比較することはできませんが、私たちは地域活動に参加できるのは、「高齢者と子供だけ」と、必要以上に思い込んでいたのではないでしょうか。

 
  

 一般的に地方都市の自治会費の負担額は、首都圏の4~5倍になるそうです。行政サービスが行き届かない分、自分たちで行うしかないのかも知れません。しかし首都圏では行政に対して要求するばかりで、自分たちで何かをするという意識に欠ける面があるようにも思えます。あたえられた環境を、いかに自分たちで利用していくかという点で、原地域の活動には多くの学ばなければならないものがあるように思えてなりませんでした。

 

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【研修を終えて】

  

 研修を終えた一行は、今日の宿泊先である伊豆長岡の「ホテル三楽荘さかや」へ直行しました。それまで海の近くを移動していたのに、一度も海をみることはありませんでしたが、伊豆半島に差し掛かる頃になって、ようやく駿河湾を目にしました。

 
  

 旅館に着いて一息入れた後は、お待ちかねの夕食タイムです。小池会長のあいさつもそこそこに宴は最初から大盛り上がりです。

 
  

 エンターテイナーは入れ替わり、続々と舞台に上がってきます。

 
  

 無事に研修を終えた安堵感も手伝って、皆さんの笑顔は底抜けでした。

 
  

 明けて18日の朝。あれほど盛り上がったにも関わらず、相変わらず元気な一行はホテル前で集合写真を撮った後、中伊豆にあるワイナリーヒルズの見学に出発しました。

 
  

 中伊豆ワイナリーヒルズは、食の総合企業で知られる「シダックスグループ」の社長が趣味と実益を兼ねて運営しているワイナリーです。

 
  

 ワイナリーの見学もシステム化されていて、専属のガイドが案内をしてくれます。

 
  

 衛生的で、管理の行き届いた工場では自家栽培のブドウをつかって優秀なワインが生産されています。

 
  

 テラスから眺めるブドウ畑は、遠くに富士を望む雄大な景観を提供してくれました。

 
  

 しかし、最も時間を割いたのは試飲コーナーだったのは言うまでもありません。

 
  

 ワイナリーを後にして、一行は東伊豆の宇佐美へでました。伊豆半島にきてひものを買わないわけにはいきません。

 
  

 朝からワインを試飲しているせいか、昼食の時も当たり前のようにアルコールが欠かせません。

 
  

 こうして一泊の研修旅行は無事終了。行きの二倍以上の荷物を抱えて解散となりました。時間に余裕をもってスケジュールをこなせたのはひとえに同行してくださった市職員の方のおかげです。ありがとうございました。そして幹事を務めていただいた事務局と総務部のみなさん。本当にご苦労様でした。(完)

 

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